価格から価値へ
LFJ2026 全体を通じた業界展望の最重要テーマ

業界展望 5つの視点

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📈

市場環境:デフレ→インフレへの転換

  • 30年続いたデフレ思考から脱却できない企業は体力を失いつつある
  • 原材料・エネルギー・人件費の上昇が業界全体を直撃
  • 価格転嫁に成功した企業は投資余力を維持し、技術優位を強化
  • 適正な値上げを拒む取引先との関係見直しが業界の課題に
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デジタル印刷の普及と課題

  • HP Indigo独壇場から複数メーカーが参入し競争が本格化
  • ホワイトインク・特色対応が差別化の新軸に(エプソン先行)
  • 初期投資・インクコストが課題で、小規模事業者の導入ハードルは依然高い
  • オフセット・フレキソとの使い分け設計が経営の巧拙を分ける
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🌱

サステナビリティの主流化

  • 水溶性ラベル・無溶剤シリコーン・薄膜フィルムが出展の主役に
  • 大手ブランド側のESG要求が強まり、対応できない印刷会社は取引から外れる
  • 環境対応は「コスト」でなく「新市場へのパスポート」という認識へ転換
  • リサイクル適合性の検証・認証取得が今後の営業要件になる可能性
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🤖

AI活用の進化

  • 品質検査(カメラ+AI)・異常検知が現場レベルで普及段階に
  • デザイン生成AIを活用した提案スピードの向上が差別化に
  • 受発注・工程管理・在庫の自動化で事務コストを大幅削減できる
  • 「AIを使う人材」の育成が業界全体の喫緊課題
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当社への示唆

💰
価格転嫁・値上げ交渉の加速
原材料・エネルギーコスト上昇分を適切に転嫁する交渉を強化。長期契約顧客への丁寧な説明と関係維持を前提に、適正マージン確保を優先課題として取り組む。
🌿
環境対応製品・素材の先行研究
水溶性ラベル・無溶剤シリコーン・薄膜フィルムなど、主要取引先が将来的に求める可能性のある環境対応素材の情報収集と試験導入を開始する。
📊
デジタル印刷機の導入可能性検討
小ロット多品種需要への対応力強化のため、エプソン SurePress等のデジタル印刷機の費用対効果を試算し、中期計画への盛り込みを検討する。
🤖
社内AI・DX推進の加速
受発注・工程管理・品質検査へのAI活用を段階的に進める。まず社内業務の定型作業をAIで自動化し、人的資源を提案・設計・顧客対応に再配置する。

所感 — LABEL FORUM JAPAN 2026

2026年10月15日・16日 視察 / 経営企画室 久野
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デジタル印刷機・加工機の動向

  • デジタル印刷機・カッティングプロッターの出展が全体の中心を占めた
  • 印刷機に関しては品質・スピード競争は一段落した形に見える。周辺ソフトとの連携や省力化が次のテーマになっている
  • ブランドオーナーによる自社印刷の事例が紹介されており、ラベルメーカーにとっての競争脅威として今後も注視が必要
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インク・加工技術の印象

  • シェアプレスインクの耐候性がUVインクを上回る印象を受けた
  • レーザー加工機は性能が向上しているが、出展は海外製(中国・イタリア)が大半で、保守対応面の懸念が残る
  • カッティング・レーザー以外の加工に関する新提案がなかったことは惜しい。全体的に、従来技術の延長にとどまっている印象
🤔

会場全体の所感

  • 自動化・省力化に関連する周辺機器(搬送機・リフター・簡易ロボット等)の出展がほぼ見られなかったことは残念だった
  • ラベルパビリオンは想像以上に充実しており、業界の多様性を実感できた
  • OSP(大阪シーリング印刷)の講演が非常に示唆に富む内容で、今後も継続的に注視・モニタリングしたい
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当社への視点

  • 当社の精密加工分野は引き続きストロングポイント・差別化の柱である
  • 安定したラベル事業を基盤としつつ、複合加工・スリット等の精密加工事業・FA事業をバランスよく並走させていく方針を継続する